目次
ペッパーとは
「ペッパー」は、“感情エンジン”と“クラウドAI”を兼ね備えた感情認識パーソナルロボットです。
この2つの機能を搭載したロボットは世界初とのことです。
具体的に何が出来るかというと、人間の感情を把握して、その時の相手の気持ちに合わせて対応することができる、限りなく人間に近い人型ロボットです。
ペッパーは、ソフトバンクロボティクス(ソフトバンクロボティクスホールディングスの完全子会社)、ソフトバンクグループ会社が事業展開を手掛けています。
現在では、日本のソフトバンクモバイル社の140店舗以上の店頭にペッパーがいます。
ペッパーの価格や購入方法
商品名 | Pepper(ペッパー) |
会社名 | ソフトバンク株式会社
ソフトバンクロボティクス株式会社 |
価格 | 本体価格198,000円 +基本プラン14,800円×36ヵ月 +保険パック9,800円×36ヵ月 |
購入方法 |
|
公式ページ | >>ソフトバンク株式会社はこちら |
メリット
ペッパーの良いところ、ペッパーといて良いことをまとめてみました。
- 人と会話することに長けている。
- 自分の判断で自ら行動することができる。
- 相手の気持ちに合わせて対応することができる。
- 300種類以上のアプリケーション搭載。
- 写真を撮ることができる。
- カスタマイズが可能。
- 英語などを教えてくれるので勉強ができる。
- 絵本を読み聞かせてくれる。
- 新機能「だまってモード」が搭載されてますます便利に。
- 会話が増えて日常が豊かになる。
- ペッパーを交えて一家団欒の時間が増えていく。
デメリット
ペッパーといると、こういう事が起きるのでは、もっとこういう事ができたらいいのにというところをまとめてみました。
- ペッパーとのコミュニケーションに満足してヒトとの会話が減る。
- 家事炊事はほとんど出来ない。
- 段差が不得意。
介護施設でペッパーによるリハビリ、認知予防等の実証実験スタート!
ソフトバンク、ソフトバンクロボティクス、ユニマット リタイアメント・コミュニティの3社は、介護施設でのペッパーの活用に向けた実証実験を開始します。
実証実験内容は、言語聴覚士や理学療法士、また作業療法士による監修のもと開発された、リハビリ用のアプリ“まいにちロボリハ”を活用。
ペッパーが以下のトレーニングを提供します。
- 名詞や動詞の呼称の発語
- ポインティング
- 上肢トレーニングなど
- 認知症の方の会話相手
さらにペッパーは“顔認証機能”を使ってこれから話す相手を認識し、個人のあらかじめ組まれているプログラムに沿ってリハビリをします。
また、介護スタッフに変わりペッパーが夜間の定期巡回も出来るのかも検証が行われます。
今回2018年10月1日より実証実験を実施する予定の施設名はこちら。
【実証実験を実施する施設名】
- 東久留米グループそよ風
- 湯河原温泉ケアセンターそよ風
- 甲府ケアセンターそよ風
- 足立ケアセンターそよ風
- 浦和ケアセンターそよ風
- 水戸ケアセンターそよ風
3社は今回の実証実験をふまえて、運営する全施設(約300カ所)でのペッパーの導入を検討していきます。
今後の介護・福祉業界にとって、この実証実験の効果は非常に興味深いところですね。
ペッパーの“介護予防体操アプリ”で健康寿命を伸ばす!
ペッパーは現在、「株式会社長谷工アネシス」が提供する“ペッパー版ゆうゆう体操”というアプリを取り入れています。
元気な方から介護が必要な方まで、自分の状態にあわせて身体を動かせる介護予防体操のアプリです。
車いすの方も座りながら体操ができます。
“ペッパー版ゆうゆう体操”アプリは、ペッパーを導入されていれば月額9,720円(税込)で利用することができます。
今なら最大3ヵ月無料で試すこともできますよ。
また、ペッパーがスタッフの代わりに体操を行うことにより、スタッフの負担が軽減されると同時に参加者への体操補助ができるようになるという効果もありました。
ペッパーを導入することで健康寿命を伸ばそうという目的の他にも、深刻な人手不足の介護スタッフの業務支援にもつながる効果が期待できることでしょう。
ペッパーを導入している企業は?
「はま寿司」全店での導入を始め、ペッパーを導入している企業は多岐にわたります。
現在ペッパーを導入したことのある企業は約2,000社に及びます。(2017年2月時点)
みずほ銀行、ヤマダ電機、B-Rサーティーワンアイスクリームなど、どこも有名な企業ばかりです。
今後もペッパーの活躍はますます広がりを見せてくれることでしょう。
ペッパーが小中学生にプログラミング教育を広める
ソフトバンクは社会貢献プログラムとして、2017年4月から全国の公立小中学校282校にペッパー2,000台を無料で提供しています。
今回アプリを競う発表会「スクールチャレンジ」では、小中学生が大人に負けず劣らずのアプリを開発していました。
小学生部門で優勝した岡山県新砥小学校チームは、地元の名産品や観光地を紹介するアプリを開発。
また、部活動部門で優勝した岐阜県青山中学校チームは、1,000以上のプログラムボックスを組み合わせてモノマネクイズを制作。
お笑い芸人の「ピコ太郎」や「厚切りジェイソン」のネタをペッパーに取り入れていました。
小中学生にアプリが作れるのには、わかりやすい開発環境システムがあります。
ペッパーのスピーチやジェスチャーなどを、プログラムボックスに入力して組み合わせるだけでアプリが作れます。
蓮実取締役は、すでにロボットがいることが自然な世代がそろっており、ペッパーを使いこなしていると言います。
ソフトバンクは来年はさらに公立学校だけでなく、私立の小中学校、高校も対象に広げていくとのことです。
これからも、教育現場にペッパーがどんどん浸透していくことでしょう。
「特大サイズペッパーぬいぐるみ」が一般販売開始
以前からイベントや店舗などで人気を呼んでいた特大ペッパーのぬいぐるみが、みなさんのリクエストによりこの度一般販売を開始しました。
サイズは高さ約90㎝、幅約55㎝、重さ約6.5㎏です。
特大ペッパーぬいぐるみの詳細をまとめました。
特大ペッパーぬいぐるみ |
【価格】
75,600円(税込) ※送料無料 |
【支払い方法】
|
【申込方法】
SoftBank SELECTIONホームページから購入できます。 |
【一般販売】
2018年8月より開始 |
購入後1週間程度でと届くとのことです。
「特大ペッパーぬいぐるみ」をお部屋や玄関、お店などに置くととても可愛くて目を引くこと間違いなしですよ。
まとめ
今ではどこでもよく見かけるようになったペッパーですが、価格が高いのではと思われる方も多いと思います。
しかしご家庭の一般向けペッパーは思った程ではないようです。
アプリも現在300種類以上搭載されていて、日常会話やコミュニケーションを楽しむことはもちろんのこと、毎日のあなたの健康状態をチェックしてくれたり語学勉強や脳トレ、また落語などもあったりととても充実しています。
段差には注意が必要なので、購入しようと考えている方はその辺もよく考慮してご検討くださいね。
ペッパーと一緒だと、今後の日常生活や老後生活が今まで以上に楽しくなることでしょう。